東都大学野球秋季リーグ戦で04年秋季リーグ戦以来、15年ぶり25度目のリーグ優勝を果たした中大の「優勝報告会・第50回記念明治神宮野球大会壮行会」が11日、東京都八王子市の同大多摩キャンパスで行われ、野球部員、スタッフ36名が参加。集まった学生、関係者の前で、福原紀彦部長(65)清水達也監督(56)大工原壱成主将(4年=桐光学園)が感謝の気持ちを述べた。

清水監督は「いつも神宮球場で送ってくれている声援が力となって選手は頑張れました」とあいさつした。

11月15日からは、第50回記念明治神宮野球大会に出場する。大工原は「日本一を目指し、日々練習を行ってきました。やっとこの目標を達成するためのスタートラインに立てたと思っています。明治神宮大会では日本一になりたい。応援よろしくお願いします」と力強く宣言。明治神宮大会はリーグ戦と違い、トーナメントとなり、1戦1戦が勝負となる。優勝を決めてからは「ミスがでたら終わりになるぞ」と厳しい声が選手たちの間から出るようになり、意識を高めながら練習に取り組めているという。大工原は「優勝して、自分たちの代で中大の新しい歴史の一歩を踏み出したい。自信はあります」と意気込んだ。

「戦国東都」と言われる激戦区を10勝1敗という圧倒的な強さで勝ち進んだ自信を胸に、中大は明治神宮大会で昭和49年以来、2度目の優勝を目指す。