合意間近か!? 阪神谷本修球団副社長兼本部長(55)が15日、ピアース・ジョンソン投手(28)と来季契約で合意に近づいていることを示唆した。兵庫・西宮市内の球団事務所で取材に応じ「合意の段階まではいっていない。ただ、なるべく早く発表したい」と発言したもので、交渉はいい流れで進んでいるかと問われて「悪くはない」と順調であると明かした。

来日1年目の今季はセットアッパーとして58試合に登板。防御率1・38、リーグ2位の42ホールドポイントと、抜群の安定感を誇った。ただシーズン中にメジャー複数球団が視察に訪れ、ジョンソンも10月中旬に「具体的に何も決まっていないので、何も言えない」と明言を避けて帰国し、去就が注目されていた。阪神にとっては中継ぎエースとして来季も必要な戦力で、複数年を含めて条件を提示している模様だ。

球団はジョンソンを含め、マルテ、ガルシア、ドリスの助っ人4選手と来季契約を更新する方針を固めている。来季の戦力として契約する権利を持つ保留者名簿を日本野球機構(NPB)に提出する期限が今月末に迫っており、谷本副社長は「そこまでに決着をつけたい」と今月中の決着を目指すとした。