18年ドラフト1位のオリックス太田椋内野手が、父暁さん(48)との合同自主トレから来季開幕1軍を狙う。

22日に大阪市内の球団施設で「誰かと一緒、とかではなく1人でやります。課題がたくさんあるので」と明かした。攻守で速さ、強さ、技術を高めるためにあえて単独トレを選んだが、その裏にはオリックス打撃投手の父の頼れる右腕があった。

「おやじに投げてもらって打つこともできるので」と大阪・舞洲の室内練習場を“太田家”にする。9月14日に1軍に昇格し、6試合連続スタメンもプロ1年目は13打数無安打に終わった。10月のみやざきフェニックス・リーグは「1球で仕留める」をテーマに打席に立った。序盤は狙ったタイミングでバットを振り出してもファウルになることが多かったが、徐々に克服。同リーグ、秋季キャンプで養った感覚を完全に自分のものにするためにオフも舞洲で打ち込む。「来年は開幕から1軍。ショートのレギュラーで出たい」。太田家トレで力をつけ、2年目の目標をクリアする。