広島大瀬良大地投手(28)が15日、広島市内のホテルでタレントの真由夫人(旧姓浅田、29)と結婚披露宴を行った。

両家の親族や友人のほか、松田球団オーナーをはじめ球団関係者、石原や長野らチームメート、OBの黒田博樹氏、新井貴浩氏ら176人が門出を祝った。婚姻届は今年3月に提出済みで、広島のエースは永遠の愛とさらなる飛躍を誓った。

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お色直しは一度もなく、約3時間の披露宴は会場全体に幸福感が充満していた。シルバーに輝くタキシードに身を包んだ大瀬良が、新たな門出を迎えた。純白のドレスでより輝きを放った新婦真由夫人と何度も顔を合わせて笑顔。出席者の祝福、祝辞にまた笑顔。最後は感謝の笑顔とともに、一家の大黒柱としての決意をりりしく示した。

昨年12月に大瀬良がプロポーズし、約2年の交際を実らせた。結婚生活1年目は真由夫人がタレント活動を減らし、栄養面だけでなく、精神面でもサポート。「いい時も悪い時もありましたけど、隣に妻がいてくれるのは心強かった。1人じゃなくて、2人の力で何でも乗り越えていこうと思わせてくれる。支えてもらったので、何とか頑張れました」。3年連続の2桁勝利をマーク。内助の功に感謝した。

充実した結婚生活に喜びを感じた。野球に向けたサポートだけではない。インドアな大瀬良をアウトドアな夫人が犬の散歩に行ったり、季節折々の景色を見に行ったりと誘ったことでリフレッシュする方法の幅が広がった。「寝ることだけが楽しみだったんですけど、思い出作ることの楽しさを教えてもらいました」。

家族、友人、球団関係者、チームメート、OBの黒田氏、新井氏らに祝福された披露宴が新たな門出となる。「たくさん支えてもらった中で今年の成績でしたけど。もっといい成績を残せるように。(夫人は)けがなくやってくれればそれでいいと言ってくれていますけど、やっぱり結果を残して、ちょっとでもいい思いをしてもらうのが1つの恩返しです」。純白の新婦に、永遠の愛とさらなる飛躍を誓った。【前原淳】

▽黒田博樹氏「結婚して背負うもののも増えたけど、プラスにして欲しいし、プラスに変えられる人間だと思う」

▽新井貴浩氏「素晴らしい結婚式だった。来年もカープの投手陣を引っ張っていってもらいたい」