ソフトバンク上林危機感「結果残さないとクビ近い」

  • 険しい表情でハードルを越す上林(撮影・今浪浩三)
  • ティー打撃で鋭い打球を放つ上林(撮影・今浪浩三)

「スピード&パワー」を磨いてレギュラー獲りだ! ソフトバンク上林誠知外野手(24)が20日、福岡・筑後市のファーム施設で第3次自主トレを始動した。新ボディーを駆使し新外国人バレンティンの加入など激化する外野手争いを制するつもりだ。

ビルドアップされたボディーというより、シャープな体形で福岡に戻ってきた。昨年末の契約更改時は米国ロサンゼルスに滞在中で日本には不在、年明けは鹿児島・鹿屋市で専属トレーナーとマンツーマンで肉体を鍛え上げてきた。「持ち味であるスピードを生かしたい。米国ではパワーの部分を高めるトレーニングをしてきました」。午前9時から午後5時まで約8時間のロングトレ。好物のアイスクリームも我慢し、ストイックに自らの体と向き合ったという。体重増よりも重きを置いたのは体脂肪率。すでに目標とする12%台を維持している。

悔しさがバネとなった。昨季は右手甲に受けた死球の影響で99試合の出場にとどまった。11本塁打を放ったが、打率1割9分4厘。プロ入りから弟子入りしていた内川との自主トレも離れ、独り立ちも決めた。「自分と向き合う時間が取れたのでよかったと思う。今年はちゃんと結果を残さないと。クビも近い」。長打力にはこだわらない。「ホームランを打つ選手はいっぱいいるので、多くヒットを打って出塁したい。そのポジションに入っていきたい」。出塁と走力に比重を置き「スピードを生かして、いっぱい走りたい」と言った。ムネリンことOB川崎から「モンスター」と呼ばれた男が、7年目の覚醒を誓った。【佐竹英治】