日本ハム退団の立田、JR北海道で目指す都市対抗

  • JR北海道クラブのチームメートと話す元日本ハムの立田投手(左)(撮影・永野高輔)
  • JR北海道クラブの練習着を着て投球練習する元日本ハムの立田投手(撮影・永野高輔)

昨季限りで日本ハムを退団しJR北海道クラブ入りした立田将太投手(23)が27日、チームの2年ぶりの都市対抗切符奪還を目標に掲げた。年明けから合流し、この日は札幌市内の屋内施設で加入後初めて捕手を座らせ34球、投球練習した。プロでは1軍勝利を挙げることができなかったが、2軍で昨季まで2年連続50試合以上登板のタフ腕。「社会人は短期決戦。先発、中継ぎ、抑えでも、どこでもやる。まず都市対抗出場に貢献したい」と意気込んだ。

昨オフは独立リーグや、実家の奈良に近い関西のチームからも打診があったが、あえて北海道の社会人チームを選択した。「まだ地元に戻る年齢じゃない。もっと冒険してみたかった。仕事からも学んでみたかった」と理由を説明した。現在は札幌駅で案内業務などに携わり、業後、練習に合流する。「乗客の方から『頑張ってください』と言われると、とても励みになる。北海道で野球を続けて良かった」と話した。

2軍生活が長く日本ハム時代は千葉に住んでいた。「まだ分からない北海道の地名が多い。今朝も『占冠行きはどれですか』と聞かれ、同僚の助けを借りました」と申し訳なさそうに話した。兄和也さん(27)が系列のJR東海職員で「鉄道業界はどんな仕事やイベントがあるのか聞いている」と打ち明けた。

23歳とまだ若い。「いろんな経験をして、野球でも大きな大会で結果を残し、またチャンスをつかめたら」。社会人野球経由でのプロ復帰を見据える。【永野高輔】

◆立田将太(たつた・しょうた)1996年(平8)6月4日、奈良県河合町生まれ。河合第一小1年で野球を始め、河合第一中では葛城JFKボーイズに所属。中学3年時には日本代表として世界選手権に出場。大和広陵高では2年春のセンバツに4番投手として出場。14年ドラフト6位で日本ハム入りし、18年10月2日西武戦でプロ初登板。昨季は1軍出場なし。通算1試合0勝0敗。180センチ、101キロ。右投げ右打ち。

○…JR北海道クラブは今季、立田の他に法大の195センチ右腕、内沢航大(22=八戸工大一)ら8人の新人が加入する。投手陣は立田含め4人。南則文監督(49)は「良い選手が複数来てくれた。立田は人間性や考え方も素晴らしい。アップの方法などで、既に若い選手の手本になってくれている」と話した。また、元楽天で18年に復帰した武藤好貴投手(32)が引退し社業に専念、コーチ兼務だった福山雄(36=法大)が今季は投手に専念する。