侍ジャパン稲葉篤紀監督が、広島菊池涼介内野手との絆を再確認した。5日、沖縄・宜野座での阪神キャンプ視察後、沖縄市での広島2軍キャンプへ。

当初予定にはなかったが2日前に視察を追加。プレミア12の優勝メンバーで2軍調整中の菊池涼に会うために足を運んだ。「去年はありがとう、と。ジャパンが五輪で勝つには、という話をさせていただいた」と熱い思いを交わした。

代表の正二塁手は昨オフにポスティングでのメジャーを志したが、最終的には残留。「彼の夢だったので応援していこうと思っていた」と複雑な思いもある。だが、日程的には実現しないが「赤いジャケットを着られるかな」と五輪開会式への参加も熱望するほどの菊池涼の情熱には感謝している。「キクは特別な思いを持っていて、ありがたい」。侍ジャパンの不動の二塁手も期待を受け止め「足を運んでもらって、ありがたいです。選ばれれば貢献したい」と誓った。