ヤクルトのキャプテン青木宣親外野手が、言葉でもプレーでもリーダーシップを見せる。

13日の全体アップ前、野手の円陣で「コンディションをおろそかにしないで、個人で意識を高く持とう」と呼びかけた。キャンプ中盤に入り、けが人が続出。村上、奥村に続き12日の練習試合で荒木が負傷。大下とともに15日から2軍キャンプに合流する。13日のシート打撃でも、塩見が左太ももに死球を受けるアクシデントがあった。野村克也氏の弔問から帰京し午後から指揮をとった高津監督が「実戦でいろんなことを試したいが、人がいないので…」と憂う部分を、率先して青木が選手に伝えた。

今季から、ユニホームの左そでには「Captain」のワッペンが輝く。キャプテンマークは「C」を着ける選手が多いが「かっこいいから」と選んだ。15日の第4クールからは、実戦に出場する。「すごくいい練習ができている。やってきたことを出したい」と意気込んだ。