ソフトバンクは19日、キューバから亡命したオスカー・コラス外野手(21)について、野球協約第60条(2)に基づき、NPBコミッショナー宛に制限選手申請を行い、受理されたことを発表した。

「制限選手」は98年に導入された制度で、11年横浜ブレント・リーチ投手に対して初めて適用された。選手が個人的事由によって野球活動を休止する場合、球団の申請がコミッショナーに認められれば復帰条件を付し制限選手として公示され、制限選手名簿に記載される。球団側に拘束力が残り、移籍や他球団でのプレーは制限されることになる。また、年俸については1日につき300分の1に相当する金額が減額となる。

三笠杉彦取締役GMは「現時点で、コラス選手に関し、来日してホークスでプレーするめどが立っていないため、野球協約上の『選手が個人的理由により野球活動を休止する場合』に該当すると判断し、『制限選手』としてコミッショナーに申請し本日受理、公示となりました。コラス選手とは、協議に応じるようアプローチを続けたいと考えています」とコメントした。