リーグV奪回を期すソフトバンク工藤公康監督が24日、宮崎キャンプに合格点を与えた。25日からの3日間、キャンプ地宮崎で練習試合を予定。実質的にキャンプ打ち上げとなったこの日の総括で「けが人は多少出たけど、いい調整はできた。あとは実戦で投手、野手ともに結果を出してほしい」と期待を込めた。

今キャンプはドラフト1位の佐藤直樹外野手(21=JR西日本)と同5位の柳町達外野手(22=慶大)の新人2人に加え、リチャード&尾形の育成2人もA組(1軍)で調整。「若い人もよく頑張ってくれたし、自信に変えてオープン戦でもどんどん結果を残してほしい」と若鷹のさらなる活躍も期待した。中でも育成の尾形、リチャードは猛アピール中だが、「これからが本当の勝負になる」と手綱は緩めなかった。

開幕投手については、筆頭候補の千賀が万全とはいえない状況。「候補は何人かいる。これからの調整を見てですね。3月に入るころには決めたい」と話した。