開幕ローテ入りを争う巨人畠世周投手が韓国・斗山との2軍練習試合で先発した。5回2安打1失点の好投も課題を露呈した。

最速149キロをマークした直球は及第点。一方でフォーク、チェンジアップは精度を欠き、有効に使い切ることができなかった。「全体的にストライクはとれたけど、落ち球系が良くなかった」と反省。5回無死から浴びた1発は「1発はダメな試合展開。アピールをしたかったけど、痛打されてしまった」と悔やんだ。

オープン戦が本格化し、ローテ争いも大詰めへと向かう。開幕投手に決定してる菅野、新外国人エンジェル・サンチェス投手(30=韓国SK)が続く残り4枠を桜井、戸郷、田口、高橋と争う。この日は登板機会の確保するために2軍戦に登板した右腕に阿部2軍監督は「1巡目は良かったけど、2巡目からガクンと球威が落ちた。ローテに入るためにはそれじゃいけない」と指摘した。