2年目の中日梅津晃大投手(23)への注目度が高まっている。昨季は8月に1軍昇格すると初登板初先発から怒濤(どとう)の3連勝など4勝。今季はローテーションの一角を期待されている。17年を最後に空いている竜のエース背番号「20」候補生の1人だが、本人は「18」を希望しているという。その辺りを「おっさん記者伊東が聞く」で直撃すると、昨季までのチームメート松坂との縁も語ってくれました。【聞き手=伊東大介】

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中日は梅津をエース候補生として熟成させている。昨年は8月の1軍昇格後に6試合で4勝。首脳陣は「体が完全になるまで1軍には上げない」と、本人のはやる気持ちを抑えて終盤に爆発させた。初の1軍キャンプとなった今年の北谷球場でも同じだった。終盤に右肘の張りが出ると、ブルペン投球を約1週間封印させた。阿波野投手コーチは「彼は筋肉で投げるのでなく、腕のしなりを使って投げるタイプ」とかなり注意を払っている。キャンプを打ち上げた梅津は「肘の影響でスロー調整になったけど、与田監督、阿波野、赤堀コーチ、スタッフの方には本当に感謝しています」と頭を下げた。29日からの広島とのオープン戦2連戦(ナゴヤドーム)で今季初実戦に臨む。はやる気持ちを完全に解放した時の姿が楽しみで仕方ない。