阪神育成ドラフト1位の小野寺暖外野手(22=大商大)が16日、支配下登録された際に登録名を「暖」にする考えを明かした。

お試し1軍で初出場した15日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で弾丸二塁打。阪神の育成新人では球団初となる、オープン戦デビュー初安打を飾った。矢野監督は「興味の湧く姿を見せてくれているんで、楽しみ」と高評価。「登録名を『暖』にしたらいいのにな。暖っていい名前やんな、字もいいし」と推薦していた。

   ◇   ◇   ◇

◆誠(萩原誠、96年)掛布の後継者として背番号31をつけたが伸び悩み。結婚し夫人の姓となったのを機に、球界初の「漢字1文字、名前だけ」の登録名に。

◆秀太(田中秀太)日本ハムから田中聡が移籍し、田中姓が2人に。チームメートやファンに「シュータ」と親しまれていたことから改名を決めた。

◆太陽(藤田太陽、04年)巨人との争奪戦を制して獲得した本格右腕。03年5月に結婚したが、6月に右肘を手術。飛躍を期し公私ともに心機一転を図った。

◆大和(前田大和、07年)樟南(鹿児島)時代の甲子園でのプレーを岡田監督に見いだされ入団。同姓の前田忠節内野手も在籍し、岡田監督の勧めで変更した。

◆俊介(藤川俊介、11年)藤川球児と同姓が2人。新人年の10年は「藤川俊」だったが、2年目から名前だけに。「抑えの藤川」「外野の俊介」とすみ分けた。