中日京田陽太内野手(25)が18日、今季の交流戦中止決定に、球団を通じてコメントした。「個人的にはロッテ鳥谷さんと試合をしたかったです。攻守交代で、僕が鳥谷さんの守ったところに行って、次は鳥谷さんがその場所に行って、というのをやりたかった。残念ですが、中止になったことは仕方がないです」と受け止めた。

京田にとって鳥谷は、少年時代からの憧れの選手。ロッテ入団で鳥谷の現役続行が決まったとき、心から喜んだ。交流戦での再会を心待ちにしてきたが、その機会も消滅。寂しさは隠せなかった。

新型コロナウイルス感染拡大により、日本全土に緊急事態宣言が出される現状。17日の12球団代表者会議で、今シーズンの開幕も6月以降にずれ込むことが決まった。中日1軍も20日まで自主練習を取りやめる。5月6日までは1勤1休で、1日1人約1時間程度の自主練習になる。

「みんな、与えられた環境で自分は何ができるのかを考えてやっている。開幕日が決まったときに、心のスイッチを入れられるかどうかに関わってくる」。中日とロッテが日本シリーズに進出すれば、グラウンドで再会する夢がかなう。竜の選手会長は開幕へのモチベーションを高めていく。