日本ハムのニック・マルティネス投手が、順調に最終調整を終えた。開幕前最後の登板となる巨人との練習試合は、3回に2失点で先制点を許すも、崩れることなく5回5安打2失点にまとめた。

「2失点しましたけど、僕的にはそこまで重要視していない」。最速151キロ、4奪三振と戻ってきた力強さに納得した。

昨季は右前腕など相次ぐ故障で1軍登板0と悔しい1年に終わった。復活を期す来日3年目は、3試合に登板した練習試合で防御率3・00と安定感を見せた。この日は復帰後最長の5回を投げ「開幕前最後の試合でプレッシャーのかかる状況で、自分の投球が出来たという意味では良かった」と手応えをつかんだ。

21日西武戦(メットライフドーム)を託される予定。「シーズンに向けて、特に修正していきたいなということはない」と万全を強調。今季はローテの一角を全うし、来日1年目の10勝越えを目指す。

日本ハム木田投手コーチ(マルティネスに)「上沢とマルティネスが今年いてくれるのは、チームにとって、投手陣にとって大きいと思います」