ロッテ安田尚憲内野手(21)が、プロ3年目での初の開幕1軍をかみしめた。17日、ペイペイドームで練習。2日後に迫るシーズン開幕へ「興奮もしていますし、開幕を待ち切れないというか」と話した。

思い出の球場だ。井口監督に「ぼく、東浜さんからホームラン打ったんです」と自己PRすると「何だ、そのアピールは」と笑われた。ルーキーイヤーの18年10月2日、ソフトバンク東浜の低め直球を捉えると、バックスクリーンやや右のテラス席へ飛び込んだ。「ファンの方がキャッチしたと思います」というプロ初本塁打だった。

その東浜が19日、ソフトバンクの開幕投手を務めるが、安田は代打での出場を待つ。シーズン中もまずは1試合1打席で結果を残し、スタメンを狙っていくことになる。「限られたチャンスで100%のパフォーマンスができるように」としっかりバットを振り込んでいた。【金子真仁】