西武は30日、契約保留選手で18年最多勝投手の多和田真三郎投手(27)と、支配下選手契約を結んだことを発表した。

多和田は「家族の支えがあってここまで来ることができました。そして苦しい時も妻を頼り支えてもらい、頑張ることができました。これからは家族のため、そして球団のため、一生懸命、責任を持って頑張ります」とコメントした。

昨年9月に頻脈性不整脈と発表され、その原因が「自律神経失調症」と同12月に公表。チームから離れ、個別で体を動かしていた。支配下選手契約は結ばずに、契約保留選手として今年3月24日から3軍の練習に合流。体力づくりから初めていた。2軍での練習試合にも登板し実戦復帰を果たしていた。

渡辺久信GMが電話取材に応じ「心身ともにチーム合流して大丈夫という診断書も出て判断に至った。1軍の戦力になってもらいたい。いろんな苦労をしている。こういう形で契約できて、支配下選手として戦力になってほしい。正式に契約ができて、本人も大変喜んでいた」と説明。ようやく復帰のスタートラインに立った。