阪神ドラフト2位の井上広大外野手(19)が「4番右翼」で先発し、メジャー通算54勝左腕のソフトバンク・ムーアから痛烈な二塁打を放った。

3回まで無安打に抑えられていた阪神は、3回1死で2番小幡が中前へチーム初安打。その後2死一塁となり、井上がムーアの初球内角145キロ直球を強振した。打球は三塁手の頭上を越え、二、三塁とチャンスメーク。続く5番原口は凡退し、得点には結びつかなかったが、この日初めての得点機を作った。

その後は5回に板山の1号ソロと、ソフトバンク古谷の暴投で2点を返し、6回1死満塁から藤谷の併殺崩れの間に1点を奪ったのみに終わった。

先発の中田賢一(38)は立ち上がりから2点を失い不安定。ただ3回以降は立ち直り、ストライク先行に修正。5回5安打3失点(自責2)と粘った。8試合連続無失点中だった中継ぎの桑原もソフトバンク・リチャードに豪快な3ランを浴びるなど投手陣は8失点。阪神2軍は投打に精彩を欠き、引き分けを挟んで4連敗となった。