オリックスの中嶋聡監督代行(51)率いる新体制が21日、京セラドーム大阪で西武戦の試合前練習から本格始動した。前日に西村徳文監督(60)が球団から辞任要請を受けて了承。事実上の解任だった。中嶋2軍監督が後任となり、この日から指揮を執る。

中嶋監督代行は試合前練習中、打撃ケージ裏で打率1割1分8厘と低調な中川を身ぶり手ぶりで指導。その後、外野で練習する投手陣に声を掛け、高山郁夫ヘッド兼投手総合コーチ(57)と長時間の打ち合わせを行った。

早速、1、2軍メンバーを入れ替えを敢行。開幕スタメンだった大城滉二内野手(27)と今季初1軍の杉本裕太郎外野手(29)が昇格した。また、広沢伸哉内野手(21)と吉田一将投手(30)が2軍に降格した。

また、2軍から1軍に昇格した辻竜太郎打撃コーチ(44)と斎藤俊雄バッテリーコーチ(36)も合流し、指導を開始した。チームは借金17を背負い、首位と12ゲーム差の最下位に低迷する。