阪神藤浪晋太郎投手(26)が今季5度目の登板で、692日ぶりの白星を目指す。前回登板の14日広島戦(京セラドーム大阪)では、6回8安打6失点で4敗目を喫した。

今季ヤクルトに対しては、7月30日に7回8安打4失点(自責は1)と粘りの投球を見せた。味方の失策が絡んで失点したが、三振は10個。18年4月20日の巨人戦以来、832日ぶりの2ケタ奪三振も記録していた。相性のいい相手といえる。

昨年の藤浪はプロ7年目で初めて未勝利に終わった。背水の覚悟で臨んだ今季は3月下旬、新型コロナウイルスに感染。5月下旬には練習への遅刻が理由で2軍降格となった。右胸の筋挫傷など試練を乗り越え、ようやくつかんだ復活のチャンス。18年9月29日中日戦以来の白星へ。ファンは藤浪の快投を待っている。

 

藤浪の登板内容は以下の通り。

 

【1回裏】

1番坂口 カウント0-2と追い込んだが、145キロフォークが引っ掛かり坂口の右足に直撃。先頭打者は死球で出塁を許す

2番宮本 カウント1-1から150キロ直球で左飛。1死一塁

3番青木 2球直球を続けてファウルでカウントを取り、最後は152キロ直球で見逃し三振。2死一塁

4番村上 カウント1-2からの4球目に直球が外角に抜ける。暴投が記録され、一塁走者の坂口は二塁へ進塁したが村上を154キロ直球で空振り三振

 

1回無安打無失点で1死球2三振。最速は155キロ。