阪神藤浪晋太郎投手(26)が2軍降格後初の実戦マウンドに上がり、7回を14奪三振5安打3四球で1失点と好投した。114球を投げ、毎回奪三振を記録した。

1回は大阪桐蔭の後輩でもある3番根尾を3球三振に仕留めるなど3者連続三振。2回2死まで5者連続三振のスタートを切った。

2回2死から6番伊藤康に当たり損ねの遊撃内野安打を許したが、5回終了時点で10奪三振1安打無失点と安定させた。

「いろんな球種でカウントを取れるように」と掲げたテーマを実践。序盤からカットボール、スライダーでストライクを稼ぎ、スプリットで空振りを奪う。最速155キロの直球も抜け球は目立たなかった。

ただ、6回以降は中日打線にミートされる場面が増えた。6回は2死から3番根尾、4番石川昂に連打を浴びたが、5番シエラから見逃し三振を奪った。

7回は2死二塁から9番石岡に低めフォークをすくわれ、右越え適時三塁打で1失点した。

1軍では8月21日ヤクルト戦で692日ぶりの復活勝利をあげたが、その後は3戦連続で5回未満の降板となり、9月14日に出場選手登録を抹消されていた。