硬式野球部の複数部員が寮内で大麻を使用した疑いがあるとして、同部を無期限活動停止とした東海大は21日、調査委員会の調査の結果、部員2人の大麻使用が確認されたと発表した。2人は、東海大医学部付属病院で更生に向けた対応を開始している。学年、年齢などは非公表。調査は今後も継続される。

東海大は9日に通報電話が寄せられたことを受け、調査を開始。全部員128人を対象に聞き取り調査などを行った結果、16日に複数人が「興味本位で大麻を使用した」と申し出た。神奈川県警による寮の家宅捜索や部員への事情聴取も行われた。室内から薬物使用の痕跡が見つかり、県警による鑑定が進められた。

東海大は17日に会見を開き、同部の無期限活動停止を発表。開催中だった首都大学リーグへの出場を辞退した。なお、大麻使用が確認された2人や同部指導者、大学関係者への処分は、まだ決まっていない。