ホンダ(狭山市)がNTT東日本(東京都)を破り、09年以来11年ぶりの優勝を果たした。

佐藤竜彦外野手(26=立大)が先制打を放った。初回2死二塁で、NTT東日本(東京都)の沼田の変化球を中前に運ぶ適時打。前日のセガサミーとの準決勝では、同点の延長10回タイブレーク2死満塁でバックスクリーンへ放り込む決勝の満塁弾。来季からヤクルト2軍外野守備走塁コーチを務める佐藤真一氏(55)を父に持つ。「今まで通りチーム一丸で戦っていきます」と決勝へ意気込んでいた。1-1の5回には、井上彰吾外野手(29=日大)が勝ち越し3ラン。チーム一丸で得点を重ねた。

投げては先発したルーキーの朝山広憲投手(22=法大)が8回3安打1失点と好投した。

09年以降、都市対抗では勝ち星を重ねられず。今年が3年ぶりの初戦突破だった。今季から指揮を執る開田成幸監督(41)は「1、2回戦の壁がありましたけど、今の選手たちが壁を乗り越えてくれた。ここから常勝ホンダを作り上げていきたい」と力強く話した。