今季限りでソフトバンクを退団した内川聖一内野手(38)が11日、ヤクルトと正式契約を結んだ。背番号は「7」で、1年契約。都内の球団事務所を訪れ、契約後に会見に臨んだ。入団合意については、8日に発表されていた。

スーツ姿で登壇し、「ドキドキしています。今日は朝から、落ち着かない時間というか。緊張して来ました」と笑顔で話した。

ヤクルトは、内川の退団決定後から、獲得に向けて本格的な調査を進めていた。7日の合同トライアウト後に交渉をスタートし、合意に至っていた。内川は「12月7日のトライアウトが終了した時点で、すぐ(球団から)連絡いただきまして、力を貸してほしいと言われました。本当にありがたいなと思いました」と経緯を振り返った。その後、家族と相談した上で、決断したという。

入団決定後は、青木や石川、山田哲と連絡を取ったことを明かし「早くその輪に入って野球をしたいなと思います」と意気込んでいた。また「内川をとって良かったなと思ってもらえるようにしたい」と話した。

来季の目標については「数字に関しては、ないですね。チームに必要とされる役割、ここをやってくれと言われることをしっかりやることがプラスになると思う」と話した。

ポジションは主に一塁手として考えており、代打の切り札や若手の手本としての期待もかかる。小川GMは「実績は、申し分のない成績を残している。チームの力になってくれると思ってます」と期待していた。