楽天藤平尚真投手(22)が11日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、300万円減の1200万円で更改した。

4年目の今季は7月26日オリックス戦で初登板初先発。だが1回に頭部死球で退場。わずか7球でマウンドを降りた。今季の1軍登板はこの1試合だけとなった。2軍では10試合に登板し1勝0敗、防御率5・17を記録した。

「本当に何もできなかった。1年間1軍に行きたいという気持ちで戦ってきて、こういう結果に終わった。本当に後はないと思っている。今の立場を受け入れて練習に取り組みたい」と今季を振り返った。

横浜から16年ドラフト1位で入団。1年目に3勝、2年目に4勝をマークしたが、ここ2年は未勝利。ドラフト1位の早大・早川をはじめ、同学年で大学へ進んだライバルたちがプロの世界に飛び込んできた。「自分が高校卒業してプロに入った時、大卒の人はすごく上に見えましたが、今こう考えてみると、もう大卒が入ってくる年なんだなと感じながら危機感もありますし、自分がやるべきことをしっかりやらないといけないというのはあります。ドラフト1位で入ったからといってこの世界で活躍できるとは保障されていない。まだ全然若手だと思うので、楽天の力になれるように頑張りたいです」と力を込めた。(金額は推定)