サウナデビューで15勝だ! 巨人戸郷翔征投手(20)がローテ死守へ、<1>体力向上<2>疲労回復<3>ケガ防止の3カ条を課題に挙げた。高卒2年目の昨季は菅野に次ぐ9勝を挙げブレークしたが、満足している様子はない。

ペースを落とした昨季後半が悔やまれる。8月までで7勝2敗と上々のスタートを切ったが、以降は2勝4敗。目標の15勝へ「ローテを外れることはできない。課題の体力と疲労の抜き方は最大のポイントになる」と口にした。

自身が掲げた3カ条をクリアするための秘策が「サウナ」だ。昨年はエース菅野にならい、お湯と水風呂の交代浴を取り入れた。今年はさらに「サウナを試してみようかな」ともくろむ。原監督も愛用する疲労回復術で、野球のことを考えるもよし、趣味の釣りのことを考えるもよし。1年間安定した成績を残すため、心と体を整える。

投手陣の軸として、ブルペン陣の負担も気にかける。「中継ぎの方にたくさん助けてもらった。なんとか完投できれば」。昨季リーグ10位となる107回2/3を投げるも完投は0。20歳の新米「サウナー」が万全のコンディションでフル回転を目指す。【小早川宗一郎】