国内FA権を行使しDeNAから加入した巨人梶谷隆幸外野手(32)が20日、神奈川県内で自主トレを行った。体幹トレーニングを重点的に行い、その後、打撃練習などで汗を流した。リモートで取材に応じ「コロナという時ですけど、やれることはやって。体幹部分だけは徹底して、ケガをしないように。自分が弱かった部分だったり、これまで経験してきて足りないという小さい筋肉を重点的にやりたい」と腹筋や側筋を鍛えている。

昨季は109試合に出場し、リーグ2位の打率3割2分3厘をマーク。本塁打も19本放ち、リードオフマンとしてチームをけん引した。新天地での心境を「楽しみの方が断然大きくて、新入社員の気持ちで。また違う野球を吸収できるんじゃないかという楽しみもありますし、いろんな楽しみが大きい」と表現し、心を躍らせた。

開幕戦の相手は古巣DeNA。対戦したい相手に平田、武藤、三嶋らを挙げ「仲が良かった分、思い入れがある」とした。中でも19年にトミー・ジョン手術をした田中健に対しては「一番彼との対戦を望んでいる。復活して同じ舞台でやりたいという強い思いがある」と語った。

移籍1年目のシーズンに向け「信頼を勝ち取りたい。首脳陣、周りの選手からも信用を勝ち取れるようにしたい。目標は1つでチームの3連覇に貢献して日本一になることのみだと思う」と力を込めた。