楽天の「佑ちゃん」が、主砲斬りでアピールした。プロ4年目の渡辺佑樹投手(25)が9日、シート打撃に登板。浅村を直球で空振り三振に抑え、田中和はシンカーで空を切らせた。「(浅村は)最初のファウルチップのスイングもすごかったですし、1軍ではああいうバッターと対戦していかないといけないので、臆することなく、やっていけたら」と見据えた。

昨年11月、石井GM兼監督からサイドスローへの転向を打診され、決断した。オフは元同僚で巨人の高梨に弟子入り。巨人大江とともに変則左腕自主トレでレベルアップを図った。「技術ももちろん、教えてもらったんですけど、頭の整理というか、考え方。バッターに対して、こういう時にはこういう意識でとか、メンタルだったりを教えてもらった」と感謝した。

石井GM兼監督は成長を認めながら、実戦登板を楽しみにした。「ブルペンからかなり良いボールを投げていますし、あとは実戦の中でどうやって生き抜いていくかというすべを見つけていく必要がある」と評価。「支配下というところも、僕の中では視野に入っている選手。その気になってやってもらえればなと思います」とさらなるアピールを期待した。

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