広島が25日に行った紅白戦で両先発に明暗が分かれた。

佐々岡監督が「競争」と位置づけていた第6クール最初の実戦で、開幕ローテ入りを狙う2投手が先発した。白組先発薮田は1回。1回に安打と四球などで招いた無死二、三塁から堂林に左前適時打を浴びた。1死後に四球を出すと、5者連続適時打。さらに2番羽月に右前打で、まだ1死一、二塁の状況で攻守交代となった。3回には正随に一発を浴びて、予定の4イニングを投げきることなく、2回1/3 82球11安打9失点で終えた。

一方、紅組先発遠藤も立ち上がりに安打と四球を許すも、マウンドに歩み寄ってきた捕手会沢との会話を機に立て直した。その後、松山を三直、クロンを空振に切ると、予定の4回まで57球打者14人2安打無失点走者を出さずに投げきった。