5年目の楽天高田萌生投手（22）が、右ひらめ筋損傷で登板を回避した田中将大投手（32）に代わって、開幕2戦目の27日日本ハム戦（楽天生命パーク）に先発する。
昨季途中に巨人からトレードで加入。今季は開幕ローテ入りを狙い1軍キャンプスタートしたが、キャンプ途中に救援へ回り、ブルペン枠で自身初の開幕1軍入りを決めた。田中将の負傷で急きょ白羽の矢が立った。
練習前に首脳陣から先発を言い渡され「いつでも投げられるように、準備はしてきました。びっくりしましたが、選ばれたことへの感謝の気持ちもありました。僕は田中さんの代わりにはなれないので、チームのためにしっかり準備をしてベストを尽くしたいです」と力を込めた。
1軍通算3試合に登板し18、19年に1度ずつ先発。0勝1敗でプロ初勝利は挙げられていない。18年にはイースタン・リーグで最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠に輝いた。創志学園時代は憧れの投手である西武松坂そっくりのフォームから「松坂2世」と呼ばれた。
移籍後、本拠地での1軍登板は初めて。「ファンの方に見に来てよかったと思えるような投球をしたいです」と意気込んだ。
