阪神梅野隆太郎捕手(29)が13日、出場選手登録が7年に達し、国内フリーエージェント(FA権)の資格取得条件を満たした。

「1年目からチームの戦力として少しでも力になれるようにと思い、日々を過ごしてきて、その1日1日の積み重ねがあったからこそ今があると思いますし、一番は大きなケガもなく強い体に生んで育ててくれた親に感謝しています」と球団を通しコメントした。

福岡大から13年ドラフト4位で阪神に入団し、1年目の14年から92試合に出場。強肩「梅ちゃんバズーカ」と、安心して投手が低めへ変化球を投げられる高い捕球技術で球団では捕手として初めて3年連続でゴールデングラブ賞を獲得。4年連続を狙う今季は開幕から不動の正捕手として35試合に出場。打撃でも7番打者として、ここまで得点圏打率はリーグトップの5割2分とチャンスで強さを発揮している。「チームメートや体のケアなど、さまざまなサポートをしてくれた周りの方々の支えがあったからこそ、この日を迎えられたと思います」とチームの仲間、関係者にも感謝した。

8年目の今季は年俸1億1000万円(金額は推定)で単年契約を結んでいる。「今はチームの先頭に立って、捕手としてチームが勝つために目の前の1試合を一生懸命頑張っていきたい」と、16年ぶりのリーグ優勝に向け首位を走るチームを引っ張ることにすべてを注ぐ。今オフの動向が注目される。