中日が土壇場で追いつかれ、ドローに終わった。代役守護神で交流戦4セーブを挙げている又吉克樹投手(30)が、満を持して2点リードの9回に登板。しかし、1死から2連打を許し、その後2死二、三塁となってから、角中に中前打を許した。三走が生還後、二走中村奨も本塁突入。コリジョンルールが適用され、同点とされた。

逃げ切りを逃した与田監督は「故意にブロックしたとは思っていないが、受け入れざるを得ない。解釈の違いがあるかもしれない」と苦い表情だった。

又吉について与田監督は、「打たれることもある。責めるつもりは全くない。又吉は同点でしのいだ。負けなかった」。離日中のR・マルティネスは、出場した五輪米大陸予選でキューバが敗退し、最終予選出場にも失敗した。早ければ6月下旬には守護神の戦列復帰も見える。この日は悔しい展開となったが、強力投手陣に揺らぎはない。

中日ビシエド(6回に3年ぶり来日3本目の三塁打)「打球がいいところに飛んだのでチャンスと思って一生懸命走ったよ」

中日小笠原(6回2安打無失点の好投)「(結果に)ほっとしている。(ロッテに)点を取られる可能性もあった。運が味方してくれた」