ロッテは16日、新外国人選手として、昨季まで中日でプレーしたエンニー・ロメロ投手(30)の入団が決まったことを発表した。19年から2年間、中日に在籍。21試合に登板し、8勝10敗で、今季はメキシカンリーグでプレーした。推定年俸は出来高を含め3000万円。

ロメロは球団を通じ「この度、千葉ロッテマリーンズに入団できることになり、大変興奮しています。チームがより高い位置に行くために全力を尽くし、優勝に貢献できるように頑張ります」とコメントした。

ロッテは、28勝28敗8分けでリーグ4位。チーム防御率は4・10で、投手は補強ポイントの1つだった。支配下の外国人選手は野手ではマーティン、レアード、エチェバリア、投手ではハーマン、フローレスが在籍。外国人枠争いも激化しそうだ。

井口監督は「ドラゴンズで一昨年、活躍していたのは記憶していますし、今年オリンピックの予選で投げてる映像も見ながら。何とか早い段階でね、今、石川も離脱していますし、投手陣もちょっと人数が少なくなってきてますので、優勝に向けて、一緒に戦ってほしいなと思います」と期待した。

ロッテは14日に有吉優樹投手(30)と交換で名前が同じ読み方のDeNA国吉佑樹投手(29)を獲得。中継ぎを補強した「ユウキ・トレード」に続き、15日には同姓同士の加藤翔平外野手(30)と中日加藤匠馬捕手(29)の「加藤トレード」を発表した。3日連続の補強で、リーグ戦再開に向け、戦力を整えた。