西武辻発彦監督(62)が、今季限りでの現役引退を発表した松坂大輔投手(40)をねぎらった。

前日までに本人から電話連絡を受け引退の意思を伝えられたという。1軍での登板が果たせずままユニホームを脱ぐことになり「俺の望みとしては監督として同じユニホームを着て、絶対ライオンズのユニホームを着て、マウンドに上がってもらいたかった。それだけはね、体のことだから、やっぱり不安なままで全力で力出せないようだったら仕方ないし。自分が決めた道だからね、僕の口からは本当に長いことご苦労さましか言いようがない」と話した。

辻監督自身、41歳のシーズンで引退。06年WBCでは投手と内野守備走塁コーチとして共闘し優勝を経験した。「彼の力が非常に大きくて、金メダル取ることもできたし。そういう野球界にとって大きな功績を残したピッチャー。彼が歩んで来た道は素晴らしい限りで、レジェンド中のレジェンド」とたたえた。今後については「ただまだまだ若いんでね、野球界のためにいろんなところで尽力してもいたいと、活躍してもらいたいと思います」と、再びプロ野球界に戻ってくることを願っていた。