「地方の鬼右腕」が、珍記録とともに健在ぶりを示した。

オリックス増井浩俊投手(37)が、6回を無失点と好投。過去の地方球場での登板で、18試合で3勝5セーブ、防御率0・78と抜群の相性を誇るが、19試合目のこの日も初登板の釧路で快投。2回2死満塁は清水を三塁ゴロに打ち取り、日本ハム打線に得点を許さず。一方、奪三振ゼロという珍しい結果で、7回から沢田と交代した。

増井は「初回に5点を取っていたので、もっとテンポよく投げたかったんですが、環境に順応するのに少し時間がかかってしまいました。その中でもなんとか粘り強く投げることを意識して、若月のリードに応えることができたかなと思いますし、野手のみんながよく守ってくれたおかげだと思います」と、難しいバウンドを難なくさばいた三塁の宗やワンバウンドの送球をしっかり受け止めた二塁安達らの好守に感謝した。