阪神佐藤輝明内野手(22)が一打逆転のチャンスを逃した。1点差に迫った8回2死満塁。代わったばかりの左腕砂田にカウント2-2から低めの変化球を振らされ、空振り三振に倒れた。

これが121個目の三振。99年福留(中日)のプロ野球新人最多記録に並んだ。

2回の第1打席では右翼線への二塁打を放っていたが、逆転のチャンスで痛恨の三振を喫した。

この日は球宴のホームランダービー組み合わせ抽選会が行われ、16日の第1戦(メットライフドーム)でマーティン(ロッテ)と対戦することが決まった。さらに全セの指揮を執る巨人原監督が第1戦での「2番左翼」での起用も明言。夢の球宴を前に新人左打者最多の21号とはならなかった。

▼ルーキー佐藤輝が3三振を喫し、今季の三振が121。三振のシーズン最多記録は93年ブライアント(近鉄)の204三振があるが、新人では99年福留(中日)の121三振に並ぶ最多タイ。