全セ・阪神佐藤輝明内野手(22)は、4打数無安打でホロ苦い球宴デビュー戦なった。

「2番左翼」でスタメン出場。初回、シーズンと同様の登場曲、ももいろクローバーZの「吼えろ」が流れると、ゆっくりと打席に向かった。全パの先発、オリックス山本に3球で追い込まれると、最後は外角153キロ直球にバットが空を切った。

シーズンでは20本塁打の長打とともに、プロ野球新人最多タイの121個を記録した三振も“代名詞”となっている。球宴でも豪快なスイングを貫いたが、第1打席は不発だった。

第2打席は3回2死一、二塁のチャンスで回ってきた。16年夏に作新学院で甲子園優勝投手になった同学年の西武今井と対戦。2球目152キロ直球に詰まらされ、左飛に倒れた。

第3打席もチャンスで巡ってきた。5回無死一、二塁。日本ハム上沢に追い込まれてから、低めの142キロフォークに空振り三振に倒れた。

この日最後の第4打席でも、ロッテ佐々木千を捉えきれず中飛に倒れた。

全パの強力投手陣に抑え込まれ、7回表の守備から退いた。本塁打は祖父母が観戦予定の第2戦(楽天生命パーク、17日)にお預けとなった。