阪神二保旭投手(31)が、後半戦に向けセ・リーグ野球を勉強する。この日は2軍中日戦に先発。予定の2イニングを投げ27球で3安打1失点だった。

立ち上がりに3安打を集められ先制点を許した。「立ち上がりは課題にしなければいけない。今日は調子がいいだけにもったいない」と反省した。ソフトバンクから移籍し約3週間。「雰囲気自体はいいですし、みんなもよくしてくれる。不安も取れ、慣れてきました」と、チームにもなじんだ様子。「優勝したいというものが、ものすごく1試合1試合ベンチで出ている」と首位を走るチームの優勝への強い思いも感じ取っている。

デビュー戦だった7月7日ヤクルト戦(神宮)では初回に4点失ったが5回まで投げた。「セ・リーグはやることが多い。打席に立つのもそうですが。今までは投げるだけに専念だったが、セではそれは通用しない。それは神宮の時に感じました」と、打席に立ち走者にもなり、リズムをつかめなかったことを繰り返さないようにする。後半戦は先発やロングリリーフで期待される右腕は、この中断期間でしっかりと順応していく。【石橋隆雄】