西武から日本ハムへトレード移籍した木村文紀外野手（32）が13日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で、ともに移籍した佐藤龍世内野手（24）とオンラインで入団会見に臨んだ。会見冒頭に「埼玉西武ライオンズから来ました木村文紀です。日本ハムファイターズで心機一転、しっかりとチームに貢献できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」とあいさつした木村は、北海道との縁を明かした。

木村　僕の父親が北海道出身ということもありまして、このトレードも何かの縁かなと思いました。北海道の方って温かい人が結構多いなというイメージがあります。僕が小さい頃から何回も行かせてもらっている場所なので、いいイメージしかないですね。

父は北海道・白老町出身で幼少期は何度も父の実家に足を運んでいたという。

また、オンライン入団会見に福岡から参加した栗山監督は「（木村が）中学生の時には僕は見ていました」と木村との縁も明かした。木村が中学時代に在籍した城南ドリームボーイズ（東京）の監督と親交があり、よく練習を見に行っていたという。木村も「もちろん覚えています。すごくうれしくて練習していたのは、今でもよく覚えています」と当時を懐かしんだ。

後半戦開幕直前の移籍決定に木村は「正直なところはちょっとびっくりしましたけど、今日から日本ハムファイターズの一員になりましたので、しっかりと結果を出してどんどんアピールしてチームの勝ちに貢献できるように頑張っていきたいなと思います」と、力強く決意を示した。

栗山監督は「（これまでに）かなりこっちも大事なところでやられているのでね。1本のホームランだったり、大事な抜けそうな打球をしっかり捕られたり。そこに関しては僕がどうのこうの説明するよりも、ファイターズを知っている人にとってはどういう存在かは分かってもらっている」と木村の実力の高さを表現。「今年、ファイターズはなかなか試合に出ている人たちが自分の持っている数字を誰ひとり出せていない現状もあるので、そこも含めていい流れというか、突破口をつくってくれると信じています」と、巻き返しの起爆剤として期待した。