日本ハム池田隆英投手(26)が、暑さ対策を講じて後半戦初先発に臨む。27日西武戦(メットライフドーム)に登板予定。気温30度超えが予想されており、暑さが苦手と公言する右腕にとっては、もう1つの敵となりそう。「(夏の同球場は)めちゃくちゃ暑い。シャツを何枚も持っていくとか、いろいろ対策を練って、いろんな引き出しを持っていけたら」と備える。

南国での体験を生かす。7月4日には、那覇でのソフトバンク戦に先発した。当時“秘密兵器”として挙げていたのが、持ち運び可能なビニールプール。全身がつかれる大きさがあり、上昇した体温を効率的に下げることが可能だ。「準備は常にしているので、使える状態ではある」と、今回も登板前に使用を検討している。

前回登板の15日ソフトバンク戦は、初めて救援でマウンドに上がった。先発バーヘイゲンの後を受け、4回から3イニングを1安打無失点と好投。「(後半戦は)いいスタートが切れたので、同じように投げられたら打たれることもないのかなと思います」と自信を深めている。

自身の白星は6月12日DeNA戦から遠ざかっている。「1つの球種だけでなく、いろんな球種を使って抑えていくってところ。違った変化を見せながら、ピッチングできたらいいと思います」と、暑さ対策同様、柔軟なスタイルで挑む。メットライフドームは4月13日に移籍後初勝利を挙げた球場。「悪いイメージは、そんなにない」と熱投を再現する。