日本ハムの背番号50を着用したのはこれまで18人。当初、東急や東映など前身チーム時代は首脳陣が着けることが多く、監督を務めた安藤忍(50、52年)や田宮謙次郎(72、73年)ら5人が背負った。

最も長く着用した選手は野村裕二(84~91年)と徳田吉成(92~99年)の捕手2人に、市川卓(05年~12年)の計3人で8年間。それぞれ1軍では無安打と結果は残せなかったが、引退後に野村はブルペン捕手、徳田はスカウトなどを務めた。市川はベースボールアカデミーのコーチを務めている。

今季からはドラフト2位の五十幡亮汰が着用。50メートル5秒6の俊足を誇り、中学時代に陸上の100メートルと200メートルで、のちの東京オリンピック代表サニブラウンを抑えて全国制覇した。5月に1軍初昇格し、リードオフマンも任されたが、6月に左太もも肉離れで離脱。今月28日に再昇格した。自慢の快足で起爆剤となれるか注目だ。