広島からドラフト6位で指名された大阪ガス・末包昇大(すえかね・しょうた)外野手(25)が、兵庫・西宮市内の同社施設で指名あいさつを受けた。名門の4番に座る右のスラッガーは「即戦力として見られていると思う。社会人卒のいい例がチームにいる。栗林くんの活躍は本当にすごい。僕も1年目からチームの中心になれるように頑張りたい」と決意を示した。

末包は社会人3年目で、今年3月に結婚したこともあり、指名直後には「家族と相談する」と話していた。結局は、家族の後押しもあり、プロ入りの道を選択した。「覚悟はしっかりできたなと思いますし、ここからは自分の実力だけでいく世界なので、そこで力を発揮できるように頑張ろうと思ってます」と力を込めた。

身長188センチ、110キロの巨漢ながら、走攻守の3拍子を兼ね備えている。

担当の鞘師スカウトは「長打力があって打点も稼げる。大きいですけど柔らかさもあるし、肩、守備もあるし、足もある。みんな見たらビックリすると思いますよ」と説明。東洋大時代はレギュラーではなく、守備固めとして出場していたこともあったという。

11月28日には社会人最後の大会となる都市対抗が開幕する。7月には日本選手権を制しただけに、大阪ガスとしては史上初の“連覇”がかかる。「都市対抗は社会人の選手にとっては特別な大会。優勝したい」と意気込んだ。