阪神島田海吏外野手(25)がフェニックスリーグ3試合連続適時安打でCSメンバー入りへ猛アピールした。

「1番中堅」でロッテ戦に出場。2-0の2回無死一、三塁ではロッテ先発中森俊介投手(19)の真ん中に入ったスライダーを右前適時打に仕留めた。10月30日ヤクルト戦(西都)では適時三塁打を含むマルチ安打。同31日DeNA戦(宮崎アイビー)でも適時三塁打を放っており、これで3戦連続の適時打となった。

「(CSの)チャンスをもらえるかはまだ分からないけど、ヒットじゃなくても出塁して得点に絡めばそれだけでチームの貢献になる。もしチャンスをもらったら、なんとか出塁して意地でもホームにかえってくることだけに自分の全てを持っていきたい」。ポストシーズンへ向けハートを燃やしている。

凡打に倒れたときも、簡単には終わらなかった。初回先頭では、2球で追い込まれたが、その後3球見極めてフルカウント。さらに2球ファウルで粘り、最後は見逃し三振に倒れたが9球を投げさせた。3回1死一塁でも空振り三振に倒れたが、10球を投げさせた。「ヒットで(塁に)出るのが一番ですけど、なんとか球数を投げさせてどういう球を投げるのかベンチに見させることも大事」と“タダでは終わらない”精神で役割を全うした。

4年目の今季は、開幕1軍入りは逃したがエキシビションマッチで猛アピール。“後半戦開幕1軍”を勝ち取り、そこから2軍落ちすることなく、シーズンを終えた。3日から3試合予定されている練習試合でも猛アピールを続け、CSメンバー入りを狙う。【前山慎治】

【関連記事】阪神ニュース一覧はこちら―>