オリックスがクライマックスシリーズ・ファイナルステージを突破し、96年以来、25年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。1点を追う9回無死一、二塁。決めたのは、途中出場の小田裕也外野手(32)だ。バントの構えにロッテは一塁、三塁が猛チャージするバントシフトを敷いた。この瞬間、一転して強攻。一塁線を破る適時打で同点に追いつき、引き分けに持ち込んだ。土壇場で中嶋聡監督(52)の采配が光った。指揮官はお立ち台で開口一番「えー、しんどかった。最高の結果になってよかった。最後の最後まで絶対にあきらめない戦いを多くできている。優勝しました!」と振り返った。

 

▼オリックスがCSファイナルSを制し、96年以来25年ぶり13度目の日本シリーズ出場を決めた。日本シリーズの出場ブランクで25年ぶりは4位タイ(最長は98年横浜の38年ぶり)。

▼オリックス中嶋監督は就任1年目。新人監督のシリーズ出場は15年の工藤監督(ソフトバンク)真中監督(ヤクルト)以来18人目。無傷でプレーオフ、CSを突破した新人監督は12年栗山監督(日本ハム)15年工藤監督(ソフトバンク)に次いで3人目。

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