DeNA池谷蒼大投手(22)が15日、初の契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸720万円でサインした。「開幕1軍で良かったですが、自分の納得いく投球ができませんでした。今年出てた課題をしっかりつぶして来年はもっといいアピールができるように取り組んでいきたいと思います」と振り返った。

変則フォームを武器に、今季は開幕1軍の座をつかんだ。5試合連続無失点で2安打しか打たれていなかったが、4月10日の阪神戦で2盗塁を許した。これで2軍落ち。1軍に再昇格したのは9月11日だった。「調子の浮き沈みが激しいことや体のスタミナがなかったので、まずは基礎練習を行っていきたいです」と今後の課題を挙げた。

今季は最終的に、6試合登板で6回3分の2を投げ、2安打3四死球で無失点。防御率は0・00だった。2年目となる来季に向けては「左打者に嫌がられるような投手になって1年間1軍で活躍出るように頑張りたいです」。静岡高校からヤマハをへて、ドラフト5位で入団した左腕は、巻き返しを誓った。【斎藤直樹】(金額は推定)