阪神の坂本誠志郎捕手(28)が3日、国内FA権を行使せず残留すると表明した梅野隆太郎捕手(30)を超えて、来季正捕手の座をつかむと誓った。

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この日の契約更改では終盤戦で11試合連続スタメンマスクをかぶった活躍が認められ、500万円アップの年俸2200万円でサインした。梅野とも会う機会があり「来年もお願いします」と言葉をかわしたという。

終盤戦の正捕手とはいえ坂本は今季45試合でうち先発は18試合。梅野は130試合で125試合で先発した。坂本は「梅野さんを超えないと、試合に数多くは出られない。技術的にも見習うことがたくさんある。ブロッキングや送球など。また一番近いところで勉強させてもらえると思うとすごくまた向上心も出てくる。個人としては超えないといけない、チームとしては一緒にまた優勝というところに向かっていけたら」と高い壁に挑む。

「正直、優勝争いをしてきたチームに最後、自分が出させてもらった感じ。自分がそこまで作りあげてきたものじゃない」とも語り、あくまでも今季の優勝争いは梅野やレギュラー陣がつくり上げてきたと感じている。だからこそ、来季は正捕手を狙う。「自分でも体力的に140試合出るとどうなるか不安はあるが、すごくやってみたい。打たないとスタメンで長く試合に出られない」。今季は打率1割8分5厘、1本塁打、6打点だった打撃力もこのオフにアップさせ、チャンスに強い梅野とバットでも勝負する。【石橋隆雄】

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