ヤクルト山崎晃大朗外野手(28)が8日、都内の球団事務所で契約更改交渉を行い、500万円増の年俸2700万円でサインした。

オフは新たな“自分探しの旅”に出る。6年目の今季は自身最多の114試合に出場したが、代走や守備固めでの出番が多かった。打率は2割4分7厘と、2年連続で2割4分台。「日本一になってチームとしてはうれしいけど、悔しいシーズンになった」と話す。クライマックスシリーズ開幕前の練習で、青木から「打ち方を根本的に変えないと。バットも。2年連続でこうなっているんだから続いちゃうよ」と発破をかけられた。現状打破のため、フォームとバットを変えるオフ期間にする。山崎は「僕は左利きで右手の使い方が下手。結果がほしくなると左手が先に出てきてしまう。内からバットを出すことに重きを置きたい」と話した。

バットも、先端がずっしりしているものから、細めで扱いやすいものに変更予定。これまで、青木、ソフトバンク栗原、中日大島などの型を試してきた。チームの先輩、川端のバットを参考に、改良し、外野の定位置争いに食い込む。「僕は三振が多くて使いづらい。安定した成績を残すことが一番。目に見えるつなぎ、打点につながる攻撃の役割。今年の中村さんのようなポジションに立ちたい」と打撃の向上を誓った。(金額は推定)