ソフトバンクのドラフト2位、慶大・正木智也外野手(22)が「40歳現役」を宣言した。10日、ペイペイドームに隣接する商業施設「BOSS E・ZO FUKUOKA」で行われているイベントのPRで、体長約2メートルのビルマニシキヘビが体に巻き付いた。

正木は動じることなく、「大きなケガをせずに、できるだけ長くやりたい。できるなら40歳くらいまで」と、長いヘビにちなんで、長い現役生活を誓った。

この日は支配下、育成を合わせた新人計19人が正式契約を結んだ。正木はドラフト1位の風間とともに“初仕事”。鷹匠(たかじょう)体験とヘビ巻き体験に挑戦した。長い現役生活へ、体の丈夫さには自信がある。「あまりけがはしない方ですね。ダウンとかストレッチは普段から意識してやっています」。すでに体のケアには高い意識を持っており、アマ時代には大きな故障とは無縁だった。

プロ入りに向けての体作りについても、高い意識で取り組んでいる。現在は体重約90キロで、ベストに近い状態だと言う。「あまりここから増やしすぎても、動けなくなる。体重をキープしながら、ウエートで筋力を増やしたい」。1月の新人合同自主トレまではまだ1カ月ほど時間があるが、気を緩めず「“ヘビー”になりすぎないように」と、ヘビを絡めて自制を誓った。

11日にはペイペイドームで新入団発表に臨む。藤本監督から、来春キャンプでの1軍にあたるA組スタートを明言されている即戦力打者は「2桁本塁打を1つの目標にしてやりたい」と気合十分だった。【山本大地】