ソフトバンク野村大樹内野手(21)が三塁の定位置争いに向け、ベテラン松田と大砲候補リチャードに挑戦状? をたたきつけた。

6日、福岡・筑後市のファーム施設で自主トレを始動。「松田さんとリチャードさんに負けたくない。しっかり勝たないと」とマシン相手にバットを振り込んだ。

12日からは松田とともに約10日間、熊本でトレーニングに汗を流す。「松田さんはホークスのサードを一番知っている方。いろいろと吸収して追い抜けるようにしたい」。17歳も年上との自主トレ参加を直訴したのも、虎穴に入らずんば…の思いもあったのだろう。長年、ホークスの「ホットコーナー」を死守してきた大先輩のエキスを吸収し尽くすつもりだ。

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最大のアピールポイントの打撃面には自信もある。年末年始の沖縄帰省中は1日も欠かさずバットを振った。昨年は7試合の出場にとどまったが、秋季キャンプでは藤本監督も成長度を認めた。「チャンスに強いのは自分の売り。(松田、リチャードを)確実に越していかないと。自分の出せるものを出せば勝負できるのでは」。4年目のスラッガーは早くも意気込んだ。【佐竹英治】