20歳2人で頂点へ! 7日に20歳の誕生日を迎えたオリックス紅林弘太郎内野手が、同学年の宮城大弥投手とともに日本一への意気込みを語った。

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「日本一を2人で一緒のグラウンドで。中嶋監督を胴上げできるように」。宮城がサプライズで登場。ケーキを差し出されると、満面の笑みで喜んだ。19年ドラフト1位と2位の「ミヤクレコンビ」が、そう話すには理由がある。25年ぶりVを決めた昨年10月27日の京セラドーム大阪。歓喜の胴上げに、紅林の姿はなかった。体調不良で胴上げに参加できず、大阪・舞洲の球団寮で孤独に喜んだ。

CSファイナルで、小田が“同点サヨナラバスター”を日本シリーズ進出を決め、再びの胴上げ。このときは、宮城が翌日の先発登板を控えており、先に球場を出ていたため、2人そろって記念撮影できなかった。今季はリーグ連覇&日本一で、笑顔の2ショット写真を実現する。

コロナ感染から回復し、2人は5日から宮崎入り。この日、打撃練習を行った紅林は「まだ30点、40点ぐらいです」と懸命にバットを振った。昨季136試合に出場。レギュラー格だが「安泰という言葉はない」と気合を入れる。20歳になった若武者は「日の丸を背負うこと」を目標に掲げる。新人王の宮城と球団初の10代2桁アーチの紅林。夢しかない。【真柴健】